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ノルバスクを長期間使用しても効果は減らない?

2019年05月12日

高血圧症とは収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上となった状態をいいます。
高血圧症は様々な原因によって発症します。
具体的には遺伝的な要因、生活習慣、ホルモン異常、腫瘍などが挙げられます。
高血圧症と診断された場合、食事療法、運動療法なども行われますが、薬物療法が高血圧症治療の中心となります。
高血圧症治療薬の中心的役割を担うのがノルバスクをはじめとするCa拮抗薬です。
Ca拮抗薬は血管平滑筋のCaチャネルの働きを阻害することによって、血管を拡張させ、血圧を下げます。
このCa拮抗薬は降圧効果が強力で、手っ取り早く血圧を下げることができます。
その中でもノルバスクは、頭痛、顔面紅潮、歯肉増強などのCa拮抗薬の特徴的副作用の発現頻度が低いこと、1日1回の服用で済むことなどから最も多く使用されています。
血圧管理は長期間に及ぶため、ノルバスクを1回のみ始めると長い間ずっと服用することになります。
そこでノルバスクは長期間使用しても効果は減らないのでしょうか。
それについてここから解説します。
結論から申し上げると、長期間の服用で効果が出にくくなるということはありません。
ただ長期服用以外の要因によってノルバスクの効果が得られにくくなるということがあります。
例えばグレープフルーツジュースの服用です。
グレープフルーツに含まれる成分によってノルバスクの代謝酵素であるCYP3A4が誘導されます。
またP糖タンパクというノルバスクの体外排出に関与するタンパク質を誘導します。
これらによって体内のノルバスク量が減少しやすくなるのです。
また冬場は体温を下げないように、血管が収縮しやすくなります。
これによって薬が効きづらくなることがあります。